こんにちは、エンジニアの内山です。
最近、社内でIPAの情報セキュリティマネジメント試験に挑戦する人が増えていて、セキュリティチームもその流れを支援するために勉強会を開催してくれたり、毎日一問一答方式で出題、解説をしてくれたりと行動指針にある「学びのティーチャー」を体現するサイクルが回っています。
僕も負けてられないと、情報処理安全確保支援士試験に挑戦することを決めました。そして、僕自身も次の人に「学びのティーチャー」のバトンを回していきたいと思っています。
それでは、今月の行動指針をご覧ください!
今月はどういったこと(に挑戦した|を学んだ|で速さを追求した|を楽しんだ)か教えてください
サービス台帳の一括インポート機能をリリースしました (岩松)
以前の記事でサービス台帳機能に一括インポート機能を追加することについて
考慮しなければいけないこと(データフォーマット,バリデーション処理,負荷,非同期処理,セキュリティ, etc)が多く、またお客様がこの機能を本当に必要とされているのか、うまく機能を使っていただけるのかわからなかったので、実装の工数がかかる一方で活用されないリスクがあると感じていました。
という課題感がある中で、スプレッドシートによるノーコードのインポートフローを作った話を紹介しました。これをお客様にご案内したところ、多くの反響をいただき実際に多くのインポートを支援させていただくことになりました。この取り組みの中で、ある程度ユースケースやパターンがわかってきたので、システム化してみたというのが今回の進捗です。
プロトタイピングにより実際のユーザーオペレーションを学習し、プロダクトに落とし込む工程はまさにリーン・スタートアップのようでしたし、これができるのは製販一体でユーザーと向き合える環境があってこそです。
リーン・スタートアップはプロダクト作りの手法としてよく聞きますが、キレイに実践できた経験は少ないので、とても良い機会でした!
フロントエンドライブラリのバージョンアップを行いました (鈴木)
最近Assuredのコードベースでは後回しにしがちなフロントエンドライブラリのバージョンアップを集中的に行なっていました。世間ではすでに React 19 RC がリリースされていますが、ようやく React 18 に追いつきました。
対象のライブラリとしては React, Firebase SDK, Jest, SWR, TypeScript など多岐に渡り、メジャーバージョンアップとなったライブラリもあったため、変更は小さくはなかったですが、おかげさまでパフォーマンスも良くなった気がしますし、細かいものも含め脆弱性もなくすことができました。
基盤に近いライブラリのアップデートになると、依存しているものも含め一緒にアップデートする必要があったり、少しトリッキーなライブラリでモンキーパッチをあてる必要があったりと、よくある壁はありましたが、概ねスムーズにアップデートができたと思います。
と言いつつ、<Suspense>
を使えるようになったにも関わらずまだ isLoading && …
などと書いている部分はあるので、新しいAPIを使えるようにまた徐々に直していきたいと思います。
回答マスタ一覧を刷新しました (戸谷)
2024年5月のリリースで、クラウドサービス事業者の方が閲覧する「回答マスタ」の表示がわかりやすくなりました。
Assured経由のセキュリティ調査では、過去に回答した内容を「回答マスタ」という形で再利用できるようになっているのですが、調査依頼に対して誤った回答マスタを紐付けて提出してしまったり、回答が最新化されていないことに気づきにくかったりといった課題がありました。
今回のリリースでは、回答マスタが最新化されているのか(レビュー済みか)、共同編集者の残りアサインがあるか、よく回答に使われているマスタなのか、自身に編集権限があるのか、などの表示がされるようにしました。
これを機に、クラウドサービス事業者様の負を解消する改善にも積極的に取り組んでいきます!
終わりに
今月はプロダクトのリリースの話が多かったですが、その中でプロダクトの新機能や改善だけでなく、システムの改善もできているのはいいことだなと思っています。
Assuredはリリースから約2年半が経ち、ライブラリのメジャーアップデートやインフラの改善などシステムの改善が必要な場面も増えてきました。
今後もお客様に価値をご提供できる様にプロダクト開発を続けながら、システムの改善もしっかり行っていきたいと思います。
少しでもAssuredの事業に興味をお持ちいただいた方は、ぜひ気軽にお声掛けください。以下のリンクからカジュアル面談への応募をお待ちしています。 forms.gle careers.assured.jp