Assuredで活躍する副業エンジニアを紹介します

こんにちは、Assuredプロダクトマネージャーの鈴木です。今日はAssured事業のプロダクトチームで働く副業エンジニアの方についてご紹介します。

Assuredにおける副業エンジニアの働き方

プロダクトチームでは現在、副業の方にはフルリモートで業務を行なっていただいており、週一のミーティングで進捗を確認しながら各プロジェクトを進めています。

フルタイムのエンジニアチームはスクラム開発を行っており、スプリントごとのタスクの締め切りを意識して開発を進めていますが、副業の方については自身のペースで柔軟に業務を進めていただけるように、スクラム開発とは切り離してプロジェクトを推進していただいています。

ミーティングの様子

ケース1: セキュリティエンジニアのIさん

セキュリティエンジニアのIさんとは、かれこれ2年半ほど一緒に仕事をさせていただいています。セキュリティの知見をプロダクトに反映し、Assuredのプロダクトの独自性を高めることを目的に、海外セキュリティ製品のリサーチやセキュリティ知識の共有、先端技術を用いたプロトタイプ実装などを行っていただいています。

そうして実装された成果の一つが、Assuredで提供している「ウェブ評価」機能です。これはクラウドサービスのURL情報などを元に自動的にそのサービスのセキュリティ対策状況を可視化する機能です。

Assuredが行っているクラウドサービス事業者様への調査だけでなく、こうした評価機能を自前で持っていることがAssuredの強みになっていると感じます。スタートアップではニーズベースでの開発を思考しがちですが、同時にこうしたシーズベースでの開発に投資することが事業の優位性を築くと考えています。

ケース2: SREのKさん

Kさんは私の前職の同僚で、副業先を探されていたところをお声がけして参画がスタートしました。Kさんには主にAssuredのインフラ基盤となっているKubernetesのメンテナンスを行っていただいています。

事業に必要なプロダクト開発を行っていると、インフラの管理や技術基盤の整備はおざなりになりがちです。一方で、Kubernetesは定期的なクラスタのアップデートをはじめ、それなりにメンテナンスコストがかかる製品でもあります。

Kさんには、あまり手のついていなかったKubernetes特有のモニタリング環境やCI/CD環境の整備はもちろん、自分たちが運用する中では気づけなかった CPU Throttling問題の解消やSpot VMの導入によるコスト削減など、圧倒的な成果を出していただいています。

副業エンジニアと働いてみての感想

開発リソースの少ない新規事業のプロダクトチームでは、ビジネスに必要な機能の開発に追われがちです。副業の方の確かな知見と心強いサポートによって、自身の斧を研ぎ1、知の探索2につながる活動ができていることは本当にありがたいと感じます。

今後も副業で手伝っていただいている皆さんとも良い関係を築きつつ、事業を前に進めていけたらと思います。それでは。


  1. 木こりのジレンマ: 「目の前の作業をこなすのに忙しく、それを効率良く進めるように工夫する余裕がない」状態を揶揄した寓話
  2. 知の探索: 書籍「両利きの経営」に登場する概念。同書では「知の探索」と「知の深化」をバランスよく行うことがイノベーションを起こすために重要とされる